【SQL】EXCEPTを駆使して、特定の列を除外しよう！

どうも、hosigakiです！

テーブルからデータを抽出するとき、「特定の列だけを除外して抽出したい！」って思うことはありませんか？
今日は、そんな希望を叶える演算子、EXCEPT についてご紹介します！

EXCEPTの使い方

使い方はとても簡単！
以下のように、SELECT句内で全カラム指定しつつ、EXCEPTの括弧内で除外したいカラム名を記載するだけです！

SELECT
    * EXCEPT (除外したい列1, 除外したい列2, ...)
FROM
    テーブル名

それでは、実際の使い方を見ていきましょう！

EXCEPTの利用例①

例えば、次のusersテーブルから、created_atカラムを除外して抽出するとします。

この時、以下のように、EXCEPTの後ろの( )内に、created_atを記載することで、created_atカラムのみを除外することができます。

SELECT
    * EXCEPT (created_at)
FROM
    users

ちなみに、created_atカラムだけじゃなく、ageカラムも除外したい場合は、先ほどの( )内にageを追加するだけで、ageも除外できます！

SELECT
    * EXCEPT (created_at, age)
FROM
    users

EXCEPTの利用例②

以下二つのテーブルを内部結合し、そのレコードを抽出するとします。

この時、結合したテーブルを単純に「SELECT *」で抽出すると、抽出結果にuser_idカラムが二つ入ってしまいます。
そこで、例えば以下のクエリを書くと、結合後のテーブルからuser_idカラムを除外することが可能です。

SELECT
    * EXCEPT (user_id)
FROM
    users
    INNER JOIN purchase_count
        ON users.user_id = purchase_count.user_id

ただし、実はこれだと、2つのuser_idカラムが両方とも除外されてしまうんです。

（この記事を書いているとき、「EXCEPT (purchase_count.user_id)」とテーブル名を指定したらいけるんじゃないか？と思って、BigQueryで検証したところ、エラーが起こりました。残念ながら、仕様的にこの書き方は許されないようです(;^_^A ）

そこで、SELECT句内で別途user_idカラムを抽出対象として選択しておくことで、結果的にuser_idカラムを1つだけ抽出することが可能になります。

SELECT
    users.user_id,
    * EXCEPT (user_id)
FROM
    users
    INNER JOIN purchase_count
        ON users.user_id = purchase_count.user_id

極論を言ってしまえば、SELECT句内で一つ一つ抽出したいカラム名を書けば、同じ抽出結果を得ることができるのですが、クエリ記載に時間がかかったり、クエリが長くて可読性が落ちたりすることがありますよね(^^;

なので、もしEXCEPTが使えそうな場面があれば、積極的に使ってみるのをお勧めします！

最後まで読んでいただき、ありがとうございました！
また次の記事でお会いしましょう(^^)/